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2012年02月12日
「坂の上の坂」読後感
先日 空港で足湯に浸かり いい気持ちで搭乗スペースに入っていった
売店の本のコーナーの前で立ち止まる
空港の本売り場は売れ筋の本をそろえてあり、ときどき掘り出し物に当たる
今回目をひいたのは「坂の上の坂」藤原和宏著
もちろんタイトルは司馬遼太郎さんの本のタイトルをもじったもの
受けねらいかとすこしうさんくさく思いながらも手に取ってみた
昔は雑読で何でも読んでいたが、最近はおもしろい小説しか読まなくなっている
処世訓的なもの How toものなどはここ何年も読んだことはない
文庫本の藤沢周平さんや池波正太郎さんのものが主だが・・・
ましてやハードカバーなど・・・
しかしこの本を買ってしまった
すこし立ち読みすると わたしの生き方とほとんど同じようなことがかかれている
何気なく感じていることをきちんと文章にしてくれているような気がした
これを読めば理路整然と他人へ説明ができそうだ・・・と
「坂の上の雲」はこの3年間 毎年末に楽しみにNHKで見ていた
が タイトルとドラマとの意味がいまいちつかめず さかなの骨のように引っかかっていた
藤原さんの文章を借りると
あの明治初期の人々は 坂の上の雲をめざしてひたすら登り 登り切ったらすぐに死んでしまった。
現在の半分ほどの平均寿命だったからだ
現在は坂を登り切ったら(定年を迎えると・・・)その後に30年ほどの時間がある
それこそまた坂があるというものだ
準備をしていないと その坂を転げ落ちる人生を歩みかねない
坂の上の新たな坂を 楽しみながら登っていくためにはこんな準備(心構え等も・・・)が必要だよ・・・と
ずいぶん短略的な紹介になってしまったが・・・・
うなずくところも多い 興味のある方はもう多くのことを実践していることと思うが・・・
それでも 読んでみたらいいと思う
ふ
そのうちに図書館へ寄付しよう