夜光貝のアクセサリー

ごまもん

2010年02月22日 22:05

きょうはなぜか左の二の腕が痛い なにかしたっけー?と考えてみたら・・・・
土曜日の「夜光貝アクセサリー作り」のせいだ 約2時間 夜光貝の破片を握りっぱなしだったから

年をとったら痛みも遅く出るって本当なのね 
2日後に出てきました。


土曜の午前中 「夜光貝のアクセサリー作成体験講座」
奄美博物館の主催です。
講師は徳之島の池村茂さん  奄美の夜光貝加工の世界では第一人者です。

なにしろ あの「九州国立博物館」に作品が展示されているほどの方ですから

素人技術で夜光貝のペンダントトップやイヤリングを作っては娘たちにあげたりしていますが、 プロの方の技術を少しは盗めるかなと参加しました。

まずはカットされた素材を選びます。グリーンの入ったちょっと大きめのものを選びました。






そのあとは 荒目から2000番まで 11枚の耐水ペーパーで磨くこと1時間半
その間 3本の指で強く貝殻を握りっぱなしです。(これが痛みの原因)
こんな感じに みなさん懸命に磨いています。





できあがりました。真珠の光沢の上に白とグリーンの層がきれいです。







ここからは夜光貝のうんちくです。 興味のない方はスルーしてください。

夜光貝は古くから螺鈿の材料や高級ボタンの材料として重宝されていたのはご存じの方も多いでしょう

平安時代後期に作られた岩手県平泉の「中尊寺金色堂」の巻柱の螺鈿もほとんど夜光貝で作られ、そのための夜光貝の数も1,000個をくだらないだろうと言われています。

その夜光貝は唐から輸入されたと言われていますが、ひょっとしたら奄美から持ち出されたものかもしれません?

太宰府から出土した木管に「奄美島」というものが発見されました。太宰府に献上されたものの出所を示す木札だそうです。









何が献上されたか品名まではわからないけど、夜光貝ではないかという説が有力だそうです。

夜光貝は屋久島以南の海に分布していますが、屋久島の方はもう取り尽くされて最近は海でも見かけないそうです。

南より北の方が成長が遅く、その分貝殻のしまりがよく(堅く)質はいいと重宝がられているそうです。

英名はGreat Green Turban 名の通り真珠層の上にあるグリーンの層がきれいな貝殻です。






最近 わたしのまわりでも夜光貝を磨く人が増えてきています。
副職にしようかしら

おまけ  わたしが昨年 友人の退職祝いに作った盃です。










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